元ワールド王者舞華の現在地「私は世界から火をつけたい」上谷沙弥に対抗心 米国にメキシコ、世界進出の架け橋に【スターダム】

コグマ(右)との珍しいタッグ戦を終え、手応えを口にした舞華
コグマ(右)とのタッグで新たな一面を見せた舞華
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「女子プロレス・スターダム」(20日、国立代々木競技場第二体育館)

 元ワールド王者が世界進出への思いを一層強くした。舞華が日本、メキシコ、米国での同時所属を果たす野望を語った。

 この日はコグマと組み、青木いつ希&鉄アキラ組、八神蘭奈&虎龍清花組との3WAYタッグバトルに出場。八神が5分31秒、ビートストライクからの片エビ固めで鉄から3カウントを奪取した。舞華は白星を逃したが、コグマとコミカルな動きを披露するなどして歓声を呼んだ。「レアなタッグ。失敗もあったけれど、息は合っているのかな」と手応えを口にし、「WE ARE こぐまいか~」と笑顔で締めくくった。

 第1試合開始前には団体が提携を結ぶメキシコCMLLのサルバドール・ルテロ社長、スターダムの岡田太郎社長とともにリングイン。国際間交流の象徴の役割を果たした。

 今年3月にCMLLに参戦。7月には米ROH出場も発表されている。2024年上半期にはワールド王者としてメインを張り続け、同年夏にはシングル最強決定戦、5★STAR GPで史上初の全勝優勝を達成した。当時と比べると、この日のビッグマッチでタイトル戦に絡まないことに少し寂しさも感じる。

 ただ、舞華は大きな目標に視線を向けており、表情は明るかった。

 「団体間の交流をさらに深めていきたい。(岡田)社長とも相談しています。みんな単身で海外に行ったりしてますけど、もっと幅広く、若手でも私とか海外志向のある人でも行けるような縁を広げていきたい、というのが今の私のステータスです」

 ただ海外を目指すだけではない。「日本、メキシコ、アメリカで選手への評価は変わってくると思う。臨機応変にいろんな選手がチャンスを掴んでほしい。どこでバズるか分からないじゃないですか、今の世の中は」。海外発で自身の人気を爆発させる未来を思い描いている。「私の本当の野望なんですけど、世界の各団体の架け橋になるために、スターダムへの所属はもちろん、AEWやCMLLとのトリプル所属くらいの気持ちでやっていきたいです」と言い切った。

 かつてのワールド王者は新たな価値創造を見据えている。「自分自身の価値、そしてスターダムの価値をもっと広めたい。それは赤いベルトを獲った時から思っている」とキッパリ。「日本で火を付けたのが上谷沙弥っていうのがムカついています。私は世界から火をつけたい」。至宝ベルトを巻いた王者の心意気、ライバルへの対抗心は変わらず燃え続けている。

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