王座統一の堤「生き残れた」 井岡との対戦望む

 世界ボクシング協会(WBA)バンタム級の団体内王座を統一した堤聖也(角海老宝石)が試合から一夜明けた18日、東京都内の同ジムで記者会見に臨み「苦戦したが、何とか生き残れた。まだまだボクシングができる」と実感をにじませた。

 世界5階級制覇の実績を持ち、暫定王者だったノニト・ドネア(フィリピン)を2-1の判定で退けた。激闘で鼻が折れ、両まぶたも腫れた痛々しい表情で「自分の価値が上がる内容ではなかったが、ドネアという偉大なボクサーと闘えて光栄」と語った。

 今後は他団体との王座統一戦の他、バンタム級に転向した元世界4階級王者の井岡一翔(志成)との対戦も望み「わくわく度が一番高い」と話した。

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