朝倉未来が呆れ「見るに堪えない」観客もあ然 北九州最狂と大阪の伝説が目つぶし、金的巡り大荒れ 無効試合→続行の泥仕合が波紋
「BreakingDown17」(27日、アリーナ立川立飛)
格闘家の朝倉未来が社長を務める1分間最強を決める格闘技イベントの第17回大会が行われ、BD16でわずか4秒でKO負けを喫した“大阪伝説の喧嘩師”アンディ南野は、BD5連敗中の“北九州最狂喧嘩屋”松井健とベアナックルMMA完全決着ルールで対戦したが、異例の事態となった末に引き分けに終わった。
試合は延長から大荒れに。攻防の中でアンディの指が松井の左目に入り、松井が苦悶(くもん)の表情となり、ドクターチェックに。長い中断の後に再開。延長1分間のゴングが鳴った後、松井の怒りが収まらず「わざとだろ!」と激高。マウスピースを投げ捨てると、水を投げ捨て詰め寄り続けた。そのまま金網の外に出て、アンディのセコンドについていたサップ西成らに詰め寄り、無効試合のアナウンスが告げられた。
その後、金網に戻ると、アンディに前蹴りを見舞い、会場は騒然。金網外のサップらに目つぶしと金的行為を訴え「目わざとでしょ?」、「わざとじゃねえ」と怒鳴り合う流れに。観客や解説の勝俣州和やプロレスラーのウナギサヤカもポカンとした顔を浮かべた。
溝口勇児COOが金網に入り、もう1回試合を続行を宣言。再戦となり、再開後は松井が一気に攻め立てて、アンディの首を絞めにいった。最初の1分では決着がつかず、延長に突入。松井が投げにいったところをアンディがうまく後ろに回り首を絞め、落としいったが、松井も回避。その後も決着がつかず、5回目のラウンドで最終ラウンドに。最後は松井が完全にチョークで捉える絶好のチャンスがあったが、ゴングが鳴り、決着はつかず、ドローに。最後は松井がアンディを助け起こして、ノーサイドとなった。
試合後、朝倉未来は「どろどろの試合になっていた。僕が解説にいたらもう少し手前で止めてた。よく皆さんみてくれたなと。やっぱり練習してない人の無制限は見るに堪えない。今後はないように」と苦笑いで振り返った。




