アフマダリエフに不気味な余裕?取材後回しで異例のリカバリー直行 規定下回るがっつり減量も「朝食も食べて水も飲んできた」

 「ボクシング・4団体統一世界スーパーバンタム級タイトルマッチ」(14日、IGアリーナ)

 トリプル世界戦の前日計量が13日、名古屋市のIGアリーナで行われ、4団体統一王者の井上尚弥(大橋)と、挑戦者でWBA暫定王者のムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)がともに一発で通過した。

 アフマダリエフが不気味な余裕を見せた。計量を通過し、仕上げた体を観客に披露すると、フェースオフでは尚弥と顔が触れあいそうなほどに接近。試合前から十分に沸かせた。

 計量後はルールミーティングが行われ、試合の規定を確認。通常の世界戦ではルールミーティング前後に報道陣の囲み取材が設定されているが、アフマダリエフはこれを後回しにし、食事を取るリカバリーに直行する異例の行動を取った。

 マイペースなアフマダリエフだったが、上半身は分厚い体をキープしながら、ほおはげっそりとこけていた。スーパーバンタム級のリミットからがっつり下回る300グラムアンダーの55・0キロを記録。かなりの減量を思わせたが、「今回の減量に関しては、実は無理していない」と良好なコンディションを強調。重ねて「朝食も食べて水も飲んできたところ。厳しく落としたとかではなくて、普通にできあがったのがきょうの体重。水抜きもしていない」と自身の仕上がりの良さをアピールした。

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