アマ7冠ホープ坂井優太、プロデビュー5戦連続KO勝利も反省「30点…まだまだ」次戦は12月サウジ浮上「パーフェクトに」
「ボクシング・8回戦」(21日、後楽園ホール)
22年世界ユース選手権金メダルなどアマ7冠を誇る日本バンタム級10位のホープ、坂井優太(20)=大橋=がヤン・チュンファ(中国)と54・5キロ契約8回戦を行い、5回2分47秒KO勝ちで、プロ5連勝(5KO)を飾った。タフな相手に粘られたものの、右ジャブでコントロールしながらボディーで体力を削り、最後はワンツーで仕留めて倒した。カウント中に相手陣営がタオルを投入して棄権を申し入れ、そのまま10カウントとなり、坂井はプロデビュー以来のパーフェクトレコードを5戦に更新した。
自己最長の5回を戦ったが、「ちょっと相手も気合が入っていて、倒したかったが手こずった。経験として5ラウンドできたのは良かった」と汗を拭った。2回には右ショートアッパーを被弾する場面もあり、「どこかでチャンスがきたら倒したいと思っていたが、もっと強くならないと上にいけない。もっと打たせずに勝たないといけないと再確認した。(自己採点は)今日は30点くらい。まだまだです。今日は被弾があってよくなかった」と自分に厳しかった。
次戦として、12月にサウジアラビアで自身初の海外試合の可能性も浮上している。国内外で期待が高まる金の卵は「(実現すれば)サウジではパーフェクトな坂井優太で試合できれば」と腕をぶした。


