武居由樹に挑戦の“ムエタイ1000戦”ユッタポン「経験で勝っている」大橋会長が異例の直接質問「キックありなら勝てる?」

 「ボクシング・WBO世界バンタム級タイトルマッチ」(28日、横浜BUNTAI)

 WBO世界バンタム級王者の武居由樹(28)=大橋=に挑戦する同級8位ユッタポン・トンデイ(31)=タイ=が23日、横浜市のジムで公開練習を行った。前日に来日したばかりだが、「自分のホームみたいで気候も(タイと)変わらない。ベルトを取るために来日したので、それを達成する。KOしか考えてない」とニヤリ。武居対策については「分析はした」と多くは語らず、練習もシャドー、ミット打ち、サンドバック打ちをいずれも軽めにやったのみで約10分で公開を切り上げ、不気味さを漂わせた。

 プロ戦績は15勝(9KO)ながら、9歳から21歳まで取り組んでいたムエタイでの戦績は1000試合にのぼるといい、ムエタイ最高の権威であるラジャダムナン・スタジアム認定王座を獲得している。また、アマチュアボクシングでも200~300戦を積んだというだけに「武居選手より年齢も上で経験でも勝っている。(アマ経験が)パワーにつながっている」と強調。また、身長160センチと小柄で、170センチの武居とはリーチ差もあるが、「今まで自分より大きい相手としかやってない。リーチは問題にならない」と笑い飛ばした。

 武居陣営である大橋ジムの大橋秀行会長は「ラジャダムナン王者とK-1王者で、キックでやったらどっちが強いんだろうね」と興味津々。公開練習が終わった後、自ら通訳を介して「キックありなら武居に勝つ自信はある?」と冗談交じりに直接質問し、ユッタポンも意外な問いに表情を崩しながら、「キックなら勝つ自信があります」と笑った。

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