ＲＩＺＩＮは７日、都内で記者会見を開き、開催を発表している「ＴＨＥ　ＭＡＴＣＨ２」（５月４日、東京ドーム）について、大会名を「ＲＩＺＩＮ男祭り」とコンセプトを大きく変更した上で断行することを発表した。目玉カードだった朝倉未来（３２）ＶＳ平本蓮（２６）の再戦は平本の右肩負傷により中止となったが、会見に出席した朝倉は「試合出ますよ」とあっさり明言。昨年７月に平本に敗れて引退を表明していたが、あらためて復帰に意欲を示し「職業格闘家なんで、相手は誰でもいいです。（たくさん）名乗りをあげるんじゃないですか。俺と対戦すれば金も稼げるので」と語った。

　昨年大みそかに大会開催が発表され、朝倉は平本戦に向けて本格的に練習を積んでいたという。「毎日３部練（習）している。夜中に何回も起きている。（体中が）痛くて。（体重も）今７３キロくらい」と、順調に体をつくっていることを明かした。

　また、因縁の平本戦が消滅後、ファンからは試合出場を願うダイレクトメッセージが多数届いたことを明かし、「ファンの方に強い姿を見せたいので、今回は負けることを恐れずに、ちょっと昔みたいに狂気的に喧嘩ファイトでいこうかなと思ってる。なんで、メインじゃなくてもいい。１試合目でもいいっすけどね」と“路上の伝説”は目をぎらつかせた。

　また、現時点で対戦相手は未定だが、ＹＡ－ＭＡＮ、鈴木千裕を候補に挙げ「（平本と）違う相手とやるのは筋が違うのかなとも思ったが、俺が出るなら応援するというファンの声、榊原さんから熱烈なオファーもいただいた。東京ドーム、俺が出なくて埋まるのかなと思った」と説明。榊原信行ＣＥＯは「５万人以上入ってもらって熱狂してもらいたい。最高の格闘技の祭りを作り出したい」と語り、「祭りにふさわしいど派手な相手」とぶち上げた。