長野じゅりあ引退 芸能活動に注力「自分の決めた道だし、後悔はないです!って言っときます」

 「プロレス・東京女子」(13日、北沢タウンホール)

 元空手世界王者で、プロレスラーのみならず女優、タレント、看護師、Tik Tokerなどマルチに活躍してきた長野じゅりあの引退試合が行われた。

 長野は芸能生活に注力するため、2年1カ月にわたるプロレスラー生活にピリオド。この日は1日2試合に出場した。

 第1試合では空手タッグ「真拳空勝」を組んでいた宮本もか、鳥喰かやとのトリオで愛野ユキ、原宿ぽむ、鈴木志乃組と対戦。鈴木にブラジリアンキックから旋風脚を決めて12分13秒、片エビ固めで勝利した。

 メインイベントでは宮本と一騎打ち。手刀の打ち合いから、長野の旋風脚をかわした宮本が突き、ゼロ戦キック、鴻臚館(こうろかん)からの片エビ固めで10分58秒、長野を介錯(かいしゃく)した。

 長野は「皆さんが温かく迎えてくださって。先輩方、後輩とかもたくさん話しかけてくれて。こんなすてきな団体に来られて、私の中でかけがえのない2年ちょっとになりました」とあいさつ。全選手と握手、抱擁を交わしてリングを降りた。

 バックステージでは「プロレスの厳しさとか痛さとか痛感したんですけど、すごくプロレスが楽しくて。お客さんも温かいですし、先輩たちも優しくて。後輩とかも和気あいあいとお話しすることができて。すてきな空間に来られたと思ってます。私の人生ですごくプラスになりましたし、今後も死ぬまで活きていくと思います」と話した。

 ラストマッチについては「2人で積み上げてきたものがあるんで。(今までの試合で)一番印象に残ってます」としみじみ。悔いはないか聞かれると「やり残したことはあります。もっと勝ちたかったし、悔しい思いもいっぱいしたし。まだやりたいって気持ちもあるけど、自分の決めた道だし、ここまで全力で突っ走ってこられたので、ないです!って言っときます」と笑顔を見せた。

 セミファイナルのタッグマッチではプリンセス・オブ・プリンセス王者の渡辺未詩とプリンセスタッグ王者の鈴芽、遠藤有栖組が王者トリオを結成して中島翔子、上原わかな、HIMAWARI組と対戦。中島が渡辺から16分42秒、3カウントを奪った。

 中島は5・6後楽園ホール大会での挑戦を要求し、渡辺も受諾。上原、HIMAWARI組は同大会でのタッグ王座挑戦を要求し、王者組も受諾したことで、同大会での両タイトルマッチが決定した。

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