中谷潤人が6回TKOで3階級制覇!27連勝20KO無敗 「ネクストモンスター」が辰吉、長谷川、井上尚らの緑のベルト巻く

 3回、サンティアゴ(右)を攻める中谷潤人(撮影・吉澤敬太)
 6回、サンティアゴ(右)から2度目のダウンを奪う中谷潤人(撮影・吉澤敬太)
 6回、アレハンドロ・サンティアゴをマットに沈める中谷潤人(撮影・佐々木彰尚)
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 「ボクシング・WBC世界バンタム級タイトルマッチ」(24日、両国国技館)

 トリプルタイトルマッチのセミファイナルとして行われ、挑戦者で同級1位の中谷潤人(M・T)が、王者アレハンドロ・サンティアゴ(メキシコ)に6回1分12秒TKO勝ち。世界3階級制覇を達成した。バンタム級に転向した初戦の世界戦で、デビューから27連勝(20KO)無敗となった。

 4回の公開採点ではフルマークで優勢に立った。6回に左ストレート一撃でダウンを奪うと、直後のラッシュで再びダウンを奪い、レフェリーが試合を止めた。

 WBCバンタム級は、辰吉丈一郎、長谷川穂積、山中慎介、井上尚弥らが守ってきた。伝統の緑のベルトを手に中谷は「バンタム級のWBCは、日本人の王者が多い。光栄に思うとともに気が引き締まる。これからも頑張りたい」と抱負。記者会見では「見ていて楽しいと思ってもらえるボクシングをするのがプロボクサーだと思う。僕が倒すシーンを期待して待ってくれている人が増えたらいいな」とベビーフェースをほころばせた。

 中谷は、昨年5月に行われたWBO世界スーパーフライ級王座決定戦で、アンドルー・モロニー(オーストラリア)を左一撃で失神させ、KO勝利を飾った。米国で最も権威のある専門誌「ザ・リング」などの2023年年間最高KO賞に選出され、ポスト井上尚弥の一人として「ネクストモンスター」と呼ばれている。

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