尚弥・拓真兄弟のいとこ井上浩樹「勝ちたい」永田大士と東洋太平洋・WBOアジアパシフィックスーパーライト級王座統一戦

 計量を終えた井上浩樹(左)と永田大士
 計量を終えた中川麦茶
 計量を終えた松本圭佑(左)と前田稔輝
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 「ボクシング・東洋太平洋・WBOアジアパシフィックスーパーライト級王座統一戦」(22日、後楽園ホール)

 統一戦に臨むWBOアジアパシフィック王者・井上浩樹(31)=大橋=と東洋太平洋王者・永田大士(34)=三迫=が21日、都内で前日計量に臨み、ともに63・4キロでパスした。

 井上は世界王者の井上尚弥・拓真兄弟のいとこで、20年7月に永田に敗れて一度はリングから離れた経緯がある。この日のフェイスオフでは、永田から「チャンピオン、お帰り」と声をかけられたといい、井上は「僕は挑戦を受けてくれてありがとうという気持ちでいっぱい」と明かした。

 前回の試合を「完敗」と振り返り、「僕の人生なんです、今回は」という井上。「もう一回負けないために頑張ってきたというだけなので、勝ちたい。それだけですね。ボクシングに対する気持ちを変えてくれたのが永田選手。負けてそう思えるようになったんで、そういう意味では恩があるので、しっかり恩返ししないとならない」と必勝を期した。

 また、24日には拓真がWBA世界バンタム級王座の防衛戦に臨むとあって「しっかりバトンをつなげられればいいなと思っています」と話していた。

 永田は「井上浩樹選手は強くて、僕より技術も上の存在で常にあるので、前回は挑戦者として戦った。今回は今回で、さらに強くなった浩樹選手に、挑戦者として、それでやってますね。チャンピオンになって帰ってきた相手にリスペクトをこめて、お帰りなさいという感じです」と井上への敬意を払った上で「前回以上に圧倒して勝ちます」と言い切った。

 また、日本フェザー級タイトルマッチを行う王者・松本圭佑(大橋)は57・1キロ、挑戦者の前田稔輝(グリーンツダ)は56・9キロで計量をパス。東洋太平洋スーパーバンタム級王座決定戦を行う中嶋一輝(大橋)は55・1キロ、中川麦茶(一力)は55・3キロでパスした。

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