青木真也、1時間前に対戦相手変更の異常事態に「涙が出るくらい取り乱した」 CEOが告白 相手セコンドにビザがなく「試合をしない、と」

 試合後に取材に応じる青木真也(撮影・堀内翔)
 勝利して歓声に応える青木真也(撮影・堀内翔)
 リネカーに勝利した青木真也(撮影・堀内翔)
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 「ONE」(28日、有明アリーナ)

 青木真也の相手が試合の約1時間前セイジ・ノースカットからジョン・リネカーに変更となるハプニングがあり、当事者がその裏側を明かした。

 青木は「入場式の直前に、マッチメーカーが呼んでると言われ、嫌な気がするなと。セイジが試合をしないと聞かされた」と振り返った。

 ONEのチャトリCEOによれば、前半戦のさなか、ノースカットから、セコンドが日本で働くビザを持っておらず、セコンドなしでは試合ができないため、試合をしない、と伝えられたという。

 チャトリCEOは、予備選手として来日していたリネカーを急きょ投入。対戦相手変更で「20年間やってきて初めての経験で、わっと涙が出るくらい取り乱した」と打ち明けた青木だが、長年の友人で「DREAMがなくなった時に助けてもらって、ここまで格闘技を続けて来られた」という恩人チャトリCEOの大ピンチに「今あなた(チャトリCEO)に僕が必要ですか?って聞いたら、必要だと言ってくれたので、だったら恩返しさせてくださいと」と、申し出を受諾したことを明かした。

 チャトリCEOは、セミで防衛戦を行ったONE世界ライト級グラップリング・サブミッション王者ケイド・ルオトロからも「僕が青木とMMAをやる。(防衛戦と)両方やりたい」と申し出があったことを明かし、「ONEはこういうことが本当にあるからベストの中のベストなんです」と、所属選手の思いやりに胸を張っていた。

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