井岡一翔 KOでの王座初防衛誓う 「久しぶりに倒して会場の一体感をつくりたい」
「ボクシング・WBA世界スーパーフライ級タイトルマッチ」(31日、大田区総合体育館)
世界4階級制覇王者の井岡一翔(34)=志成=が21日、都内で練習を公開。挑戦者で同級8位のホスベル・ペレス(28)=ベネズエラ=にKO勝利しての王座初防衛を宣言した。
20年大みそかの田中恒成戦でのKO勝利後、4勝1分けながらKO決着から遠ざかる井岡は「今回はすごくKOをお見せしたい気持ちが強い。久しぶりに倒して会場の一体感をつくりたい」。19年以降8戦連続となる大田区総合体育館での決戦を沸かせる。
ここまで110ラウンドのスパーリングをこなし、米国滞在のキューバ人トレーナー、イスマエル・サラス氏には動画を見せてオンラインでアドバイスを受けてきた。「サポートを受けながら、いいコンディションをつくれている」と手応え。この日は1ラウンドのシャドーを披露した。
今年で12回目の大みそか試合について「自分の一つのマインドになっている。やりがいはある」と井岡。世界戦日本人最多22勝目の勝利をもぎ取る。