11・12両国で引退する赤井沙希がシングルラストマッチでダンシング!「この団体を好きになって、身を焦がして尽くした10年に悔いはない」 

 DDTプロレスは3日、東京・新宿FACEで「Road to Ultimate Party 2023 in SHINJUKU」を開催。今月12日に両国国技館での引退を控えた赤井沙希が最後のシングルマッチを平田一喜とのダンス競演の末、白星で飾った。

 引退の9日前。赤井のシングルラストマッチの相手に選ばれたのは、数えきれないくらい対戦してきた平田だった。現在は「DDT EXTREME王座」に君臨。試合前「ストロングスタイルで」と宣言するも、いきなりメガネをかけて踊ろうとした。これは赤井が阻止し、赤井はヘッドシザース、ビッグブーツで攻めていく。平田が「花束という名のダンスを届けます」と言って、メガネをかけると、赤井は手刀でカットした。赤井が「私と平田さんでダンスバトルやらなくて終われるわけないでしょ」と言うと、2人はダンスバトルした。

 踊り終えると、赤井はビッグブーツからケツァル・コアトルで決めにいくも、平田は「これ食らったら終わっちゃいます。最後に伝えたい気持ちがあります」とストップをかけた。平田は手紙を読み上げ、赤井のデビュー前、自身はトレーナーとして出会ってからの熱い思いを伝えた。するとDDTの選手たちが続々とリングに上がり、HARASHIMA、上野勇希、MAO、クリス・ブルックス、男色ディーノも手紙を読んだ。平田の思いを受け取った赤井はキック、ビッグブーツの連打、ダイビング・ボディアタックと猛攻。さらに新人賞を叩き込むも、カウントは2。三角絞めで絞り上げるも、平田はエスケープ。最後は意を決して、ケツァル・コアトルをさく裂させて勝利した。

 赤井は「平田さんがたぶん一番試合してくださった選手で、『TOKYO GO!』の曲が流れたとき、ちょっと呼吸が乱れて精神がアップダウンしたんですけど、なんとか集中してできました。たぶん普通の団体なら、試合中に手紙を読んだり、試合前、試合直後の選手がいっぱいリングに集まることはない。DDTではこれがあって、温かくて、激しくて、楽しくて、元気な団体なので。改めて、この団体を好きになって、身を焦がして尽くした10年に悔いはないと思いました」と感無量の様子で話した。

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