亀田興毅氏 またもコロナで大ピンチ 新ブランド立ち上げもメイン出場予定選手が感染

 ボクシング「3150FIGHT」ファウンダーの亀田興毅氏(35)がまたもや新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、窮地を迎えたことが5日、明らかになった。「3150FIGHT」の新たな興行ブランドとなる「3150FIGHT ~SURVIVAL~」を大阪府豊中市の176BOXで14日に開催するが、メインイベントの延期を発表した。

 メインに登場予定の2020年度スーパーバンタム級全日本新人王・福永宇宙(24)=黒潮=がこのほど新型コロナに感染。発熱症状等が続き、山下賢哉(JBスポーツ)との56・5キロ契約8回戦の延期が決まった。延期される日時は未定。

 興行自体を延期する話も出たという。しかし興毅ファウンダーは「一生懸命仕上げてきている選手もいる。やらないわけにはいかない」と開催を決めた。セミファイナルを予定していた竹嶋宏心(3150)と山崎海斗(六島)の58キロ契約8回戦がメインに繰り上がる。

 興毅ファウンダーが進めるプロジェクト「3150FIGHT」は昨年5月(vol.0)と12月(vol.1)、そして今年4月29日(vol.2)とこれまで3度開催。4月の興行以外はどれも新型コロナの影響で延期や無観客試合を強いられてきた。「前回の興行が成功していい流れになったと思ったら…。本当に大変。それでもやり続けるしかない」。初回興行では約760万円の大赤字も出したが、前を向く。

 初開催する「3150FIGHT ~SURVIVAL~」のコンセプトは、サバイバルのタイトルが示す通り、生き残りをかけた大会。ここで好ファイトを見せた選手はナンバーシリーズの興行「3150FIGHT」へ出場できる。興毅ファウンダーが会長を務める3150ファイトクラブの選手などが出場する。

 欠場となった福永は四国のジム所属選手として初の全日本新人王に輝き、戦績も10戦10勝(5KO)。今後が期待される逸材だ。

 「3150FIGHT vol.3」は8月14日にエディオンアリーナ大阪第1競技場で開催を予定。4月の興行で衝撃の初回KOデビューを果たしたヘビー級の但馬ブランドンミツロ(3150)の2戦目などが行われる。すでに共催で3度の興行実績を重ねた興毅ファウンダーは近々、プロモーターライセンスを取得する方針。8月は「これまでにないインパクトを見せる」と意気込んでいる。

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