朱里の「ゴッズアイ」にMIRAI加入!5・5福岡で上谷沙弥-舞華のワンダー王座戦

 「プロレス・スターダム」(3日、立川ステージガーデン)

 女子プロレス団体「スターダム」の第8回シンデレラ・トーナメントは、初進出の会場に928人の観衆を集めて開幕。ワールド王者の朱里はメインで壮麗亜美(元AWG)と新ユニットの船出マッチに臨み、グラウンド式朱雀に捕獲して1回戦を突破した。新ユニットは「戦いの神に選ばれし者たち」として“ゴッズアイ(God‘s Eye)”と命名。「限界を超えていくユニットを目指します」と宣言したところで、ドンナ・デル・モンド(DDM)のMIRAIが「一緒にやっていきたい」と加入を志願。3人でユニットを結成することが決まった。

 1回戦で羽南をみちのくドライバー2で下した舞華は、2回戦で待ち受けるシードの上谷沙弥と昨年の優勝戦を再現。連覇を目指す上谷とリベンジ魂をぶつける舞華の意地の戦いはエプロンの攻防にもつれ込み、両者オーバー・ザ・トップロープ(OTR)の痛み分けで失格。舞華は「今年こそお前に勝って優勝するつもりだった。白いベルトをかけて戦おうよ」と、地元の5・5福岡国際センター大会でワンダー王座をかけた延長決着戦を提案。上谷も「2連覇を逃して悔しいけど、やっと挑戦表明してくれた。ずっと待っていた」と快諾し、両者のタイトル戦が決定的になった。

 スクリーン、照明など設備の整った会場で幕開けた春の祭典は、ステージ、花道、リングに31選手が並ぶ豪華な入場式が実現。16試合の競演は18人が脱落し、残った13人がサバイバル戦を繰り広げる。なつぽいとスターライト・キッドの因縁対決は、なつぱいがエプロンで黒虎天罰を浴びながらも切り返してOTRで勝利。対戦成績も2勝1敗2分けとリードし「絶対ヒロインはなつぽいです」と、胸を張った。上谷と舞華が両者失格となったため、なつぽい-ウナギ・サヤカ(2回戦)の勝者は準々決勝不戦勝で4強戦に進出する。

 白川美奈にOTR勝ちしたMIRAIは、林下詩美と中野たむが10分ドローで両者失格となったため8強に一番乗り。準々決勝は岩谷麻優-鹿島沙希(2回戦)の勝者と対戦する。

 もう一つのブロックの2回戦の組み合わせは朱里-ひめか、葉月-AZM、ジュリア-コグマ、飯田沙耶-桜井まいに決定。AZMは凶器のスパナを持ち出した渡辺桃から電撃のあずみ寿司で3カウントを奪い「地獄に落ちるのはお前だ」と、一喝した。ジュリアはグロリアスドライバーからのエビ固めの応酬でテクラを突破。「かなえたいことがあるから優勝する」と、2年ぶりの栄冠を狙う。

 トーナメントは10日の大阪大会で2回戦2試合、17日の後楽園ホール大会で2回戦4試合&準々決勝3試合が行われ、29日の大田区総合体育館大会で4強がVゴールを争う。

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