NEVER王者の鷹木、棚橋と飯伏に宣言「最強も最高も独占する」前哨戦フルタイムドロー

にらみ合う棚橋弘至(左上)と鷹木信悟=後楽園ホール
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 「プロレス・新日本」(25日、後楽園ホール)

 30日の愛知県体育館大会で行われるNEVER無差別級選手権試合で対戦する王者の鷹木信悟と挑戦者の棚橋弘至が、6人タッグの前哨戦で30分時間切れ引き分けの熱戦を繰り広げた。

 鷹木は高橋ヒロム、SANADAと組んで、棚橋、飯伏幸太、SHO組と激突。6人が入り乱れる大熱戦は終盤、鷹木と棚橋の一騎打ち状態となった。棚橋が得意のドラゴンスクリュー、スリングブレイドを繰り出せば、鷹木も同じ技をやり返すなど意地を張り合い、最後は鷹木が右腕で放つラリアットのパンピングボンバーをたたき込み、棚橋がカウント2で返したところで時間切れのゴングが打ち鳴らされた。

 試合後、棚橋がマイクを持つと、「まあ、座れよ」と、鷹木とあぐらをかいて向かい合い、これまで熱いアピールと戦いぶりで前哨戦をリードしてきた王者を「リスペクトを込めて鷹木選手と言おうか。ほれたよ。ほれた。“愛してます”だわ。すばらしいよ」と、自身の決めゼリフで称賛。続けて、「けどな、ここから大事だから。名古屋(愛知県体育館)大会終えて帰ってきたとき、チャンピオンベルトはオレのものだ。よし、“告白”でした」と王座奪取を予告した。

 マイクを受け取った鷹木は「残念ながら、お前の告白には応えられねえな」と話しながらも、「だが、棚橋、オレはうれしいぞ。やっとオレに対して本気になってくれたな」と熱く反応。そして、30日の大会ではNEVER無差別級選手権試合が唯一のタイトルマッチであることで、「最強」と呼ぶIWGPヘビー級と「最高」と呼ぶ同インターコンチネンタルの2冠を保持する飯伏もいる前で、「飯伏、いいとこいたな。お前もよく聞いとけよ。その日だけは、最強も、最高も、このNEVERが独占する」と宣言し、「それを証明するためには、棚橋じゃねえな。最後はオレが勝つしかねえだろ」と必勝を誓った。

 鷹木に“振られた”ものの、棚橋はインタビューで晴れやかな笑み。「オレはいろいろ揺さぶりをかけてたよ。愛してますとか、すばらしいとか。効かないね。棚橋のテンプテーションが別世界。それが鷹木の世界。NEVERの世界か。じゃあ、オレが飛び込んでいくしかねえな。いろんなビッグマッチを経験したけど、なんだろう、この緊張感。それだけ棚橋がシングルのベルトから離れていたという証拠。逆にいえば、ここがポイントになるかな。100歩進むか、100歩下がるか。ちょっくらじゃない、絶対NEVER獲ってきます」と約2年ぶりのシングル王座奪回を自身に厳命した。

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