4団体制覇王者、高山勝成が定年延長の嘆願書をJBCに提出、新型コロナで復帰戦が中止に

 アマとして東京五輪を目指し、3年ぶりにプロ復帰したボクシング元世界4団体ミニマム級制覇王者の高山勝成(36)=寝屋川石田=が31日、自身の定年延長を求めて日本ボクシングコミッション(JBC)に嘆願書を提出した。代理人が発表した。

 JBCと日本プロボクシング協会(JPBA)は30日に新型コロナウイルス対策として、4月30日までのボクシング興行の中止・延期を5月15日まで延長することを要請。5月10日にプロ復帰戦が決まっていた高山は、5月12日にJBCの定年となる37歳となる。現役続行のため37歳になるまでに1試合を行う必要があったが、試合延期で試合が行えず、ライセンス失効の可能性が浮上した。

 高山の代理人の岡筋泰之弁護士は、今年3月3日までに試合が決まっていた選手については特例措置として定年延長が認められたと聞いているとした上で、高山についても試合可能とされていた時期に5月10日の復帰戦を決定したため、「前例のない状況を踏まえて定年延長をJBCに対してお願いするため、本日嘆願書を発送しました」と文書で説明した。現状では海外での試合も渡航が困難となっている。

 30日の会見でJBCは、高山についても別途対応する可能性を示唆している。高山は代理人を通じて「ボクサーとして、日々練習を積み重ねてきました。再びリングに立てる日がくることを信じ、これからも練習を続けていきます」とコメントした。

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