井岡一翔、大みそか決戦が「2019年の答え」背水決意 計量一発クリア

前日計量をクリアし、ガッツポーズを見せる井岡一翔(右)=東京都港区の品川プリンスホテル(撮影・出月俊成)
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 「ボクシング・トリプル世界戦」(31日、大田区総合体育館)

 前日計量が30日、都内で行われ、世界戦に出場する6人全員が一発でクリアした。WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチを行う4階級制覇王者・井岡一翔(Reason大貴)はリミットの52・1キロでクリア。挑戦者のジェイビエール・シントロン(プエルトリコ)は52・0キロでパスした。戦績は井岡が24勝(14KO)2敗、シントロンが11勝(5KO)1無効試合。

 報道陣に井岡は「いい状態でここまできました」と答えると、「僕たちチームにとって明日の試合でこの1年っていうのは決まるので。明日の結果が2019年の答えだと思うので、しっかり結果を残していい結果で終えることによって2019年、4階級(制覇)と自分のプライベートもすべて充実するという意味でも整うと思うので。本当、明日次第だと思います」と大みそかの試合の位置づけを語った。

 4階級制覇は日本選手初の快挙だったが「明日次第で4階級制覇したのも、分かりやすい言葉で言えば感動も薄れてしまうかもしれない」と、それにすがるつもりはない。「良い勝ち方をすればいい評価につながると思うので。一戦一戦が今年から本当に、僕の中ではより重要な試合なので。負ければ次はないと思っているので、そういう覚悟もあるし。4階級制覇したからといって満足はしていないし」とさらなる高みを目指す。

 WBO世界フライ級タイトルマッチに臨む王者の田中恒成(畑中)、挑戦者のウラン・トロハツ(中国)はともにリミットの50・8キロでパスした。戦績は田中が14勝(8KO)、トロハツが13勝(6KO)3敗1分け。

 WBO女子世界スーパーフライ級タイトルマッチを行う王者の吉田美代(EBISU K’s BOX)は52・0キロ、挑戦者の石麗萍(中国)は50・9キロだった。戦績は吉田が13勝1敗、石麗萍が5勝(2KO)2敗。

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