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拳四朗“あたっ”一撃V6!京口との統一戦へ弾み「きれいに倒せてよかった」

 「ボクシング・WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ」(12日、エディオンアリーナ大阪)

 ダブル世界戦が行われ、WBC世界ライトフライ級王者の拳四朗(27)=BMB=は、同級1位のジョナサン・タコニン(32)=フィリピン=を4回1分0秒、TKOで下して6度目の防衛に成功した。WBA世界ミドル級は挑戦者の村田諒太(33)=帝拳=が王者ロブ・ブラント(28)=米国=との再戦で2回2分34秒、TKO勝ちし、王座に返り咲いた。

 必殺の拳がさく裂した。拳四朗は4回開始早々、踏み込んで来たタコニンにストレート気味の右を命中させると、返す左で前方につんのめった挑戦者の顎をはね上げマットに沈めた。「きれいに倒せて良かった」。世界戦2試合ぶりのKO劇で6度目の防衛に成功した王者はリング上に寝転び、掲出された「北斗の拳」を広告を指さし、余韻に浸った。

 序盤は「最初から捨て身の感じだった」という挑戦者の圧力に押された。3回には偶然のバッティングでタコニンが眉間から出血。WBC独自ルールで減点1を科されたが大勢に影響はなかった。「意識せず流れで倒せた。練習していたことが自然と出せたのは成長かな」とうなずいた。

 盤石の安定政権を築く童顔の王者。見据えるのは、具志堅用高の持つ世界戦13回連続防衛の日本記録と他団体王者との統一戦だ。試合後の控室にはWBA同級スーパー王者の京口紘人(ワタナベ)が祝福に訪れ、固い握手を交わした。拳四朗は「絶対盛り上がるのでやりたい」と、日本人王者同士の統一戦に再び強い意欲を示した。

 「有名になりたい」と公言していた戴冠当初から「強い選手とやりたい」に発言が変化した。「ボクサーになってきたのかな」と他人事のように笑ったが、表情は自信に満ちていた。「ベルトを集めてカッコいいと言われたい。強い挑戦者の皆さん、どんどん挑戦してきてください」。強烈な挑戦状をたたきつけた拳四朗が他団体統一への覇道に踏み出した。

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