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18歳女子ボクサー・廣本江瑠香が広島のジム初の東洋王者に 仕事は「型枠大工」

王者となり、藤本会長に肩車される廣本
相手のパンチを見極める廣本
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 「ボクシング・東洋太平洋女子ミニマム級王座決定戦」(9日、NTTクレドホール)

 同級3位の廣本江瑠香(18)=広島三栄=が2-0の判定で同級10位のイム・チャンミ(32)=韓国=を下し、プロ5戦目で初タイトルを獲得した。広島のジム所属では男女通じて初の東洋太平洋王者となった。

 壮絶な打ち合いとなった最終8回を終えて結果は判定に持ち込まれた。「勝者・廣本」がアナウンスされると18歳の目から涙がこぼれる。「背負うものが大きくて、すごくプレッシャーがあった。イム選手には1度勝っているので、周りからも『今回も勝つだろう』と言われて…。本当に疲れました」。控室に戻った廣本はチャンピオンベルトを手に大きく息をついた。

 10歳でボクシングを始め、プロボクサーだった父・匡裕さん(45)の指導でメキメキと腕を上げた。アマチュア時代は15歳以下の全国大会で5度優勝。高校には進学せず、現在は父と一緒に型枠大工をしている。毎朝6時に岩国市の自宅を出て現場に向かい、仕事を終えて午後7時半に帰宅すると、ロードワークやミット打ちなどで約3時間、汗を流す。東京のジムでプロテスト合格を目指している4歳上の兄・彩刀さんと兄妹で世界王者になることが夢だ。

 広島三栄ジムの藤本雅義会長は今後について「まずは東洋太平洋の防衛戦。そして日本王座も狙いたい」と2冠を視野に入れていることを明かした。無敗のまま、10代での世界王座獲得を目指している廣本は「達成するまで負けるわけにはいかない」ときっぱり。5戦無敗で手にした東洋太平洋王者の称号は通過点。世界王者を目指してノンストップで走り続ける。

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