レジェンド山本真弘をKOした里見柚己 Krushの剣闘士戦は「踏み台」
立ち技格闘技イベント「Krush」の大会「Krush.98」(16日・後楽園ホール)で、スーパーフェザー級3分3回戦で激突する里見柚己(K-1 GYM横浜infinity)と剣闘士“俊”(K-1ジム総本部チームペガサス)が5日、意気込みを語った。
昨年11月のKrush10周年記念大会では、メインイベントでレジェンドの山本真弘をKOした里見は「プレッシャーはめっちゃ感じました。勝たないといけないという思いと、メインイベントは勝ち方も問われるという思いがあって、その中でしっかりKOできたのは本当に自信にもつながった」と振り返った。
同じ昨年11月、KHAOSのメインイベントでKO勝ちした剣闘士について「本当に素晴らしかった」としつつも、「リスペクトした上でしっかりKOしたい。一発で倒せるのは自分の武器だと思っているので、そこに磨きをかければいいかな。次の試合も3ノックダウンで倒すんじゃなくて、一発で仕留められるようなパワーを作っていきたい」と、一撃KOを宣告。
「格闘技で上に行くためには実力が一番。2019年は全試合KO勝ちしたい。剣闘士選手には悪いですけど踏み台にするつもり」と言い切った。
一方の剣闘士は、前戦のKO勝利について「ずっと一発を当てるための工夫をしながら練習してきたんで、それが少しずつ試合で出せるようになってきたのかな」と説明。
里見については「昔からやってみたいと思ってました」と明かし、「山本真弘選手にKO勝ちしたのもすごい」と率直に評価。スピードマスターと称されたレジェンドをKOした里見に「僕は最速どころか最遅ぐらいの選手だと自負してるんで、普通にやるとパンチも当たらない」と苦笑しつつ、「いろいろと工夫して一発を当てられたら。今回もKO決着になるんじゃないかな」と、こちらも一撃KOを狙っている。
今大会では同門の軍司泰斗がKrushスーパーバンタム級王座決定トーナメント決勝戦で玖村将史と、K-1の3・10さいたまスーパーアリーナ大会では同門の郷州征宜が元RISE王者の小宮山工介と激突するとあって、剣闘士も「ここから結果を残してKrushスーパーフェザー級のベルトに挑戦したい」と燃えていた。

