40歳パッキャオ初防衛 初戴冠から20年以上トップ君臨、ブローナーに判定勝ち

 「ボクシング・WBA世界ウエルター級タイトルマッチ」(19日、ラスベガス)

 2019年最初のメガマッチが19日(日本時間20日)、米国ラスベガスのMGMグランド・ガーデン・アリーナで開催され、王者のマニー・パッキャオ(40)=フィリピン=が3-0(117-111、116-112×2)の判定で、元世界4階級王者で同級6位のエイドリアン・ブローナー(29)=米国=を退け、昨年7月に獲得した王座の初防衛に成功した。

 6階級制覇のパッキャオが40歳となって初めて迎える試合。挑戦者のブローナーは近年私生活の乱れからリング内外でトラブル続きだが、4階級を制した実力は確かなもの。

 16年11月のジェシー・バルガス戦以来、2年2カ月ぶりに米国のリングに立ったパッキャオはセコンドにフレディ・ローチ・トレーナーも復帰。いつになく高い集中力で右ストレートと左フックでカウンターを狙うブローナーに対し、踏み込みの鋭さで応戦する。7回にはロープに詰めて連打を送り、9回には左ストレートで挑戦者をはじき飛ばした。パッキャオは全盛期の躍動感はないものの、最後まで攻め続け、主導権を渡さなかった。

 40代で初勝利。19歳11カ月でWBC世界フライ級王座について以降、20年以上に渡り世界のトップに君臨し続けるパックマンがまたひとつ伝説を築き上げた。

 パッキャオの戦績は70戦61勝(39KO)7敗2分け。ブローナーは39戦33勝(24KO)4敗1分け1無効試合。

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