リゴンドー1年2カ月ぶり再起 38歳の技巧健在、初回ワンパンチKO

 「ボクシング・8回戦」(13日、ロサンゼルス)

 元WBA、WBO世界スーパーバンタム級王者のギジェルモ・リゴンドー(38)=キューバ=が13日(日本時間14日)、米国ロサンゼルスのマイクロソフト・シアターで、1年2カ月ぶりとなる再起戦に臨み、ジョバンニ・デルガド(27)=メキシコ=に1回3分KO勝ちした。

 シドニー、アテネで五輪バンタム級を連覇後、09年に母国から米国に亡命したリゴンドーは、同年5月にプロデビュー。7戦目でWBA世界スーパーバンタム級暫定王座に就くと、後にスーパー王者にまで昇格し、WBO世界同級王座も獲得した。そして17年12月には同じく五輪2大会連続金メダリストのワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)が保持していたWBO世界スーパーフェザー級王座に挑んだ。しかし2階級の体格差もあり、見せ場なく6回終了後に拳を負傷したとして棄権。プロ初黒星を喫した。

 年齢的にそのまま引退の可能性もあると見られていたが、1年以上のブランクを経てようやく再起。サウスポースタイルから繰り出される正確無比なパンチは健在で、16勝8敗のデルガドでは相手にならず初回終了間際に放った左オーバーハンドで10カウントとなった。

 リゴンドーの戦績は20戦18勝(12KO)1敗1無効試合。今後はスーパーバンタム級もしくはフェザー級での強豪との試合を望んでいる。

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