ミス・モンゴルと中野たむ“ブス対カワイイ”電流爆破決着戦 6・24

 ドロドロの抗争を続けるミス・モンゴルと中野たむ(Beginningアクトレスガールズ)の遺恨決着戦が、電流爆破デスマッチで行われることが電撃決定した。

 大仁田が、ルックスが売りの元アイドルレスラー・たむを、超戦闘プロレスFMWマットに起用したことに対し、同団体女子部のエースであるモンゴルが「カワイイから参戦というのは気に食わない。がんばってるブスは認められないけど、がんばってるカワイイ子は認められるというのは納得いかない」と猛反発したことに端を発した両者の遺恨。

 初対決となったFMW4・27新木場では、モンゴルが一方的に潰しにかかり完勝。そのうえ、同日のメーンイベントでは、試合権利もないのに、電流爆破バットで、たむをぶっ叩く暴挙に出た。さらに、モンゴルは5・17函館でも、メーンイベント終了後、電流爆破バットで、たむを一撃。頸椎を傷めたたむは、救急搬送される事態に陥るなど、2人の遺恨は泥沼化した。

 この一連の抗争を受け、6月24日に東京・新木場1stRINGで、「大仁田厚&中野たむプロデュース興行」を開催する大仁田とたむが、同5日、東京・千代田区の「闘道館」で記者会見を開いた。

 開口一番、大仁田は「たむが『モンゴルと決着戦をやりたい。ハードコアをやりたい』ということで、その舞台を6・24新木場にしたい。25年前にサブゥーがアメリカに1本のビデオテープを持ち帰って、そこからECWができて、ハードコアのきっかけとなった。8月5日(現地時間)、アメリカで電流爆破をやるけど、オレは“ハードコアのレジェンド”と呼ばれています。たむは、この世界に入ってきて、傷つくことを恐れず、『いろんなことに挑戦したい』と言っている。その気持ちを尊重したい」と話した。

 たむは「すごい大きなチャンスをいただいた。私はデビューして1年にも満たなくて、知らないことも多いけど、新しい世界を見てみたい。(ハードコアは)正直怖くないと言ったら、ウソになるけど、今までやってきたこと以上に、がむしゃらに挑戦したい。私にとっても、大仁田さんにとっても、新しいものを見せたい。精いっぱいがんばります」と意気込んだ。

 そこで、モンゴルが“ビッグ有刺鉄線ブラジャー”を手に登場し、「ハードコアをなめてる。1年もやってないのに、簡単にハードコアとか言うな!私はその領域に達するまで10年かかったんだよ。普通のプロレスだって、まともにできないのに、10年早い!死んでもいい覚悟はできてるのか?『死んでもいい』と一筆書け!アンタの興行に貢献する義理はないけど、自己申告制でブスのお客さんは入場料半額にしろ!それを条件に受けてやるよ」と仰天要求。

 大仁田裁定により、“ビッグ有刺鉄線ブラジャー”は公認凶器として、モンゴルとたむが争奪することになり、「ブス半額」案には大仁田、たむも同意。ただし、「差額の半額分は、オマエが自己負担しろ」(モンゴル)として、たむも了承。「ブスかどうか」の基準は、当日の受付スタッフが判断するとして、業界初の「ブス割」チケットが、当日販売されることになった。

 試合のサブタイトル、形式は「がんばるブスVSがんばるカワイイ子のプライドを懸けた戦い!in新木場~ストリートファイト・エニウェア・バンクハウス・ビッグ有刺鉄線ブラジャー争奪・棺桶電流爆破8人タッグデスマッチ」で、対戦カードは、大仁田、たむ、保坂秀樹、パンディータ-雷神矢口、モンゴル、NOSAWA論外、橋本友彦とアナウンスされた。

 ルールは、リング上に爆破装置を備えた棺桶が設置され、会場外の駐車場で、電流爆破バットの使用が可能。“エニウェア”であるため、リングのみならず場外、会場外など、あらゆる場所が戦場となる。

 マッチメークを聞いたモンゴルは、師匠である大仁田がたむ側についたことで、「私の方に不利なマッチメークですよね。私の負け戦みたいなもんじゃないですか!」と不満げ。大仁田は「心情的にはオマエの方につきたいんだけど、諸事情あるんだよ」と事情説明。

 最後に大仁田が「根性のない、カワイイ子は排除していくつもりなんだろ?」と問うと、モンゴルは「私が負けたら、世の中のブスは立ち直れない。全世界のブス代表として闘う」と決意表明。モンゴルの要求通り、「試合中何があっても、すべて自分の責任として、命を懸けて戦います。ブスは半割にします」と、一筆したためさせられたたむは「根性が違うかどうかは、6・24新木場で見せます」と宣言した。

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