井上尚弥 計量一発クリア 「前半は触れさせない」

計量をパスしポーズをきめる井上尚弥=有明コロシアム(撮影・金田祐二)
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 「ボクシング・WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ」(21日、有明コロシアム)

 ダブル世界戦の公式計量が20日、試合会場の有明コロシアムで行われ、出場4選手が全員一発でクリアした。5度目の防衛戦に臨む王者・井上尚弥(24)=大橋=はリミットの52・1キロ、同級2位のリカルド・ロドリゲス(27)=米国=は200グラムアンダーの51・9キロで通過した。

 20日に同会場で開催されるトリプル世界戦の計量では、WBC世界フライ級王者のファン・エルナンデス(メキシコ)が体重超過で王座を剥奪されるハプニングがあったが、井上、八重樫東の大橋ジムの王者2人は当然のように仕上げてきた。

 リミットちょうどでクリアした井上は「5度目なのでスーパーフライ級の作り方も慣れてきた。全然問題ない」と万全のコンディションを強調した。

 すぐにサムゲタンを食べ、横浜に戻ってからは雑炊、夜は焼き肉を食べる予定で、当日は5キロ弱体重を増量してリングに上がる計画だ。試合については「前半は触れさせない。前半、中盤、後半と(作戦を)分けて、倒すときは一気にいきたい」と3試合連続のKO防衛を狙う。

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