八重樫と清水聡が公開練習 大橋会長は八重樫に「激闘になる」

防衛戦に向け抱負を語る八重樫東。左は清水聡=横浜市の大橋ジム(撮影・堀内翔)
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 「ボクシング・IBF世界ライトフライ級タイトルマッチ」(30日、有明コロシアム)

 2度目の防衛戦に臨む王者・八重樫東(大橋)が17日、横浜市内で練習を公開した。

 同門でWBO世界同級3位の原隆二は2ラウンドながら迫力満点だった。八重樫は左右のアッパーがさえ、コンビネーションにキレもあった。原も闘志むき出しで応じ、最後は右を応酬する激しい打ち合いとなった。

 「原も当日試合があるから気合が入っていたんでしょう。相手の気合が伝染した。声を出して打って来るなんて気合の入っている証拠」と苦笑い。

 挑戦者で同級8位のサマートレック・ゴーキャットジム(タイ)も小柄ながら好戦的なタイプという。大橋秀行会長は「楽に勝ってほしいけど、相手は気持ちの強いファイターなので激闘になる」と覚悟している。14年に当時WBC世界ライトフライ級王者だった井上尚弥が11回TKOで下したとはいえ、侮れない相手だ。

 また、ロンドン五輪バンタム級銅メダリストで、アンダーカードでプロ2戦目(フェザー級8回戦)を行う清水聡も練習を公開した。ここまでスパーリングで左目下に小さなあざをつくるほど集中して練習してきた。

 この日はサンドバッグ、ミット打ち、スパーリングで軽快な動きを見せた清水は「(デビュー戦の)6回戦から一気に8回戦になるけど、体力的にも大丈夫です」と自信を見せていた。

 松本好二トレーナーは「守りを固めて強烈に打ち込んでくる印象がある相手。不用意に一発を食わないで、カウンターで倒してほしい」と期待していた。

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