山中“口撃”ガラスは「ソリス」
「ボクシング・WBC世界バンタム級タイトルマッチ」(4日、島津アリーナ京都)
ダブル世界戦の調印式が2日、京都市内のホテルで行われ、10度目の防衛を目指す王者の山中慎介(33)=帝拳=が、挑戦者リボリオ・ソリス(33)=ベネズエラ=の「ガラスのアゴ」呼ばわりに初めて反撃し、改めてKO防衛を誓った。出場全選手は3日に公式計量に臨む。
2月25日に来日して以来、ソリスは山中が打たれ弱いと言わんばかりに「ガラスのアゴの持ち主」と繰り返し強調してきた。
山中が「防衛戦ではダウンした思い出はないんですけど…。まあ、自分のアゴが“ガラス”なら、果たしてソリスにそれを割るパンチ力があるのか疑問に思う。当日、“ガラス”になるのはソリス。覚悟しておいてほしい」と、この挑発に初めて逆襲した。
“反論”を伝え聞いたソリスは「山中がガラスのアゴだというのは、世間で言われていること。私は強打を打ち込むだけ」と、急に弱腰に。それでも気を取り直し「山中の出方次第では、第三次世界大戦のような激戦になるかもしれない」と強気に話した。
調印後は山中を呼び止め、自分のスマホで記念?のツーショットをリクエスト。山中は「言ってることと表情が合ってない。元気があるのかないのか、気合が入っているのか分からない」と、怪人ソリスをもてあまし気味だった。