あえて選んだ最強の敵

 元世界2階級王者の長谷川穂積(34)=真正=が4日、神戸市内で会見し、12月11日に行われる再起2戦目(神戸市中央体育館)の相手がWBO世界スーパーフェザー級5位のカルロス・ルイス(22)=メキシコ=に決まったことを発表した。バリバリの世界ランカーで1階級上。プロ40戦目、“過去最大級”の危険な敵を迎えることになった。

 WBC世界王座を10度防衛した時はバンタム級。そこから3階級上は、もちろん人生最重量の相手。「未知の階級で怖い。フェザーとは全然違う。大きいし、うまさもある。厳しい試合になる」と不安をのぞかせた。

 5月の再起戦で無敗のホープ、オラシオ・ガルシア(メキシコ)に完勝したことが中南米で評判を呼びオファーは次々と断られた。それでも「強者」の条件を曲げなかった。

 残り少ない現役を考えても、無駄な試合はしたくない。「自分が決めて希望した道。これくらいじゃないと試合をする意味はない」と強気に言い切った。

 フェザー級より1ポンド(約450グラム)上の57・6キロ契約に変更され、自らも過去最重量となる。「自分の距離で戦う」と復活した鉄壁防御とスピードが勝利のカギを握る。

 来年、世界に再び挑むための前哨戦。「一生懸命、この試合に勝つだけ」と大きな関門を突破する。

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