“和牛”三浦、“オージービーフ”撃つ

 「WBC世界スーパーフェザー級タイトルマッチ」(1日、大田区総合体育館)

 前日計量が4月30日、都内のホテルで行われ、王者・三浦隆司(30)=帝拳、挑戦者のビリー・ディブ(29)=豪州=はともにリミット上限の58・9キロで一発パスした。メーンで対戦する村田諒太(29)=帝拳、再起戦に臨む八重樫東(32)=大橋=らも一回でクリアした。

 リミットいっぱいで前日計量を終えた三浦とディブは、上半身裸でフェイスオフ。調印式では余興の様相だったが、この日は真剣だ。立会人の制止を無視して20秒以上にらみ合いは続いた。

 三浦は、前日までの余裕の笑みを消した挑戦者に対し「もう闘いは始まっている。試合が近づいて向こうはピリピリしている」と表情を引き締めた。

 “単身赴任”で食事は自炊中心。試合が決まって以来、毎日欠かさず「肉」を食べた。ヒレやサーロインなどその日の気分で200グラムから300グラムのステーキを、たっぷりの野菜とともに平らげた。試合直前になっても肉食は変えず、体重を見ながら100グラム前後、少なくても70~80グラムの国産牛を食べ続けた。

 計量を終えると水分とすっぽんスープ、果物を口にした。夕食はもちろん肉。「和牛のステーキを1枚。200グラムくらい食べます」。オージービーフで体をつくったディブには負けられない。

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