ロッテは川崎から千葉に本拠地を移転するタイミングで掛布に声をかけている。監督就任の要請だ。現役引退から3年がたった1991年。地元の〝名士〟を招聘(しょうへい)し、92年から千葉ロッテマリーンズとして再出発を図るチームの顔に据えたかったのだろう。

 しかし、掛布は話を断った。前向きな姿勢で交渉の席には着いたが、ロッテ側が示した「監督1人で来てほしい」という条件が、あまりにも一方的すぎたからだ。

ロッテは〝おひとりさま〟にこだわった!?