阿南準郎は広島で監督を務めた1986、87、88年の3シーズンすべて、開幕投手に北別府を指名している。エースの地位も信頼も不動だった。

 当時、投手陣は北別府を筆頭に大野、川口、金石、長冨、川端、白武、清川、小林、津田ら力のある投手で構成され〝投高打低〟のチームカラー。リーグ優勝した86年のチーム防御率は2・89。「耐えて勝つ」古葉野球を引き継いだ阿南野球もまた、接戦をもぎ取る勝負強さが光った。