グラウンドへ出ると、右翼席に掲げられた「掛布選手 夢をありがとう」の垂れ幕が真っ先に目に入った。ファンの声援が時に恨みの声に変わることもあったが、その全てをこの日、掛布は受け入れることができた。

 サヨナラ試合は1988年10月10日のシーズン最終戦、ヤクルトとのダブルヘッダー第2試合に用意され、現役15年、通算1625試合目を「4番サード掛布」で出場した。

僕を育ててくれたのはファンだった