長い季節を積み重ねた足音が、ついに代表の舞台へ届いた。地方の風景から始まり、役割を変え、身体を整え、走りの質まで磨き抜く。仲間とともに段階を上がり、いまは一瞬の動き出しとワンタッチでゴールを呼び込む。遠回りではなく、丁寧に育てた時間が、日の丸の責任と覚悟へ結びついた。
小さい時からの夢だった
5年前まで国内4部相当の日本フットボールリーグ(JFL)でプレーした苦労人が、日の丸を背負う。J1横浜MのFW谷村海那は28歳で日本代表に初選出。ワールドカップ(W杯)北中米3カ国大会後の初戦となるウルグアイ戦などに臨むメンバーに名を連ね「正直驚いた。小さい時からの夢だった。責任と覚悟を持って戦わないと」と静かに闘志を燃やす。



