前へ前へと出る姿には、もう迷いがない。勢いを増す24歳の関脇が、いよいよ大関の座を視界に捉えた。初優勝と昇進。二つの大願を懸け、勝負の場所に挑む。
八角理事長断言「もうすぐ上がる」
185センチ、198キロの巨漢が生む出足は迫力が増してきた。はち切れんばかりの体は、まさに日の出の勢い。24歳の関脇熱海富士は大関の座へ一直線に進んでいる。
所属する伊勢ケ浜部屋は今場所前も報道陣に稽古を非公開とし、4日の横綱審議委員会による稽古総見だけが唯一見られる場となった。
ここで自らの長所を存分にアピールした。横綱、大関陣の申し合いにも加わり、勝敗にこだわらずどんどん攻めた。八角理事長(元横綱北勝海)は最も目立った力士と評価し「馬力があるし、負けても前に出る。もうすぐ上がるということだ」と断言するほどだった。



