あと一歩、届かなかった頂点が、17歳の胸に熱く刻まれた。最速134キロを誇る茗渓学園の2年生右腕・小沢大河は、軟式野球の全国高校選手権でチームを準優勝へ導いた。わずか1時間半の練習時間、勉強との両立。限られた環境で磨いた才能は、全国の舞台で確かな輝きを放った。悔し涙を力に変え、小沢が見据えるのは来夏の日本一。そして、その先にある東京六大学という新たなステージだ。

 茗渓学園(北関東・茨城)のエース、小沢が準優勝に貢献した。最速134キロの速球が武器の2年生右腕。1回戦で完封するなど、準決勝までの3試合で1点差勝利の立役者になった。3番手で投げた中京(東海・岐阜)戦では終盤に力尽きたが「決勝の舞台で投げたのはいい経験。これを生かしたい」と成長を誓った。