苦難乗り越え

 角界入りから7年半、幕下に上がってからも6年余り。苦難の日々を乗り越え、23歳の時不動が大相撲秋場所(13日初日・両国国技館)での新十両昇進を決めた。「数字より長く感じた」との言葉に実感がこもる。今年春場所後のしこ名改名をきっかけに殻を破った。

 中学横綱への周囲の期待は大きく「勝たなきゃという気持ちが先行していた」と重圧にもがいた。入門した中川部屋が師匠の不適切指導で閉鎖となり、時津風部屋へ移籍するという環境の変化もあった。足踏みが続き、当初は十両に昇進してからの予定だった改名を前倒しで行うことに。これが転機となった。