「後ろに輝さんがいる」。森下翔太は、自身の好調の理由をそう語った。3番打者の一打が4番打者の打席を生み、4番の存在が3番への勝負を呼び込む。そんな相乗効果が、今季の阪神打線には生まれている。佐藤輝明は打率と打点でリーグ首位を走り、本塁打もトップまであと1本。史上9人目の三冠王という大きな期待が膨らむ一方、森下もまた本塁打王を争う位置にいる。追う者と追われる者。けれど、2人の間にあるのは単純なライバル関係ではない。切磋琢磨を続ける若き大砲たちが、優勝争いのクライマックスでどんな打撃を見せるのか。