背中を追う相手は、いつも身近にいた-。畳の上で積み重ねた両親の歩みを胸に、自らの柔(やわら)の道を切り開く。ほろ苦い初陣を糧に、ひとりの女子高生が夢への一歩を踏み出した。

インターハイ初戦敗退

 柔道界で足跡を残した両親を追う闘いが、本格的に始まった。全国高校総体(インターハイ)柔道女子70キロ級の増地悠月(千葉・八千代3年)は初戦敗退。初陣はほろ苦く「投げ切る力、技に入る力がなかった」と目を潤ませて悔やんだ。