小柄な選手がしのぎを削るスピードスケート・ショートトラックで、長身を武器に氷上を舞う男がいる。24歳の若者は、2季連続でワールドツアー総合王者に輝き、ミラノ・コルティナ五輪では混合リレー銀メダル。長い手足を巧みに操り、俊敏さを求められる競技の常識を覆す。氷上ではワシのように舞い、頭脳ではチェスを楽しむ。異色のスケーターが、4年後のさらなる飛躍を見据えている。