チアリーディングの名門「ATSUGI ALL☆STARS」には小学生と中学生が在籍している。夏のジャパンカップ日本選手権では常に各部門で優勝争いを繰り広げている。学生時代にチアリーダー部に在籍していた和泉玲香記者が、強豪校にたくさんの選手を輩出している神奈川のクラブチームを取材した。【監修・日本チアリーディング協会】
24人から始まった夢の第一歩
関東で有名な強豪ジュニアチーム。
いったいどんなチームなんだろう…練習時間前に少しずつ集まり始めた〝キッズ〟たちは初々しい笑顔であいさつをしてくれた。
現在チームは小学生と中学生を合わせて90人。
創設時には想像できないほどの大所帯だ。
「コロナ禍で減ったんです。皆さん不安になって…。でもこれだけ増えて本当によかった」
「ATSUGI ALL☆STARS」の創設者・遠藤志津枝(しづえ)代表は目尻を下げて話してくれた。
2007年の創設時は24人。
19年間の道のりは決して平たんではなかった。
同代表は高校まで体操と新体操を取り組んできたが心機一転、日本体育大学のチアリーディング部に入部。
トップとして、これまでの経験を生かして1年目からAチームで活躍した。
卒業後は日体大の事務所に勤めながら社会人チームで活動し、その後も渡米してチアを続けた。
「楽しかった。せっかくアメリカでチアをやったので日本でも極めたかった」
チアの原点はやはりアメリカ。憧れの場所でやりたくなるものだ。
帰国後は現役選手を続けながら、夢だった指導者としての一歩を踏み出した。
体験会を開催するなど教える側に立ち、一番に感じたことは「子どもの成長は早い」ということ。
「チアを広めるには小さい子かなって。私が上手になるより、子どもに力を注いだ方が上手になる」
その思いからチーム作りに専念することを決意し、20年近い現役生活に区切りをつけた。
こうして「ATSUGI ALL☆STARS」は始まった。





