縫い目が見えるような感じだった

 通算349本塁打の掛布が「最も印象に残るホームラン」に挙げたのは1977年、ヤクルトとの開幕戦で放った満塁アーチだ。初回第1打席。二死。松岡弘が渾身(こんしん)の力を込めて投げた内角の直球を神宮球場の右中間席へ運んだ。