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【松本浩彦医師】インフルエンザが早くも流行 現状と対処法を解説

インフルエンザが例年より早く流行している(C)kei907-Fotolia
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 今冬のインフルエンザは例年に比べて1カ月ほど早く流行が始まっています。ほぼ全例がA型で、初めは軽い喉の痛みや咳などの兆候があり、24時間以内に38度以上の高熱と頭痛が出現します。目がシバシバして顔が真っ赤に火照るという、典型的なインフルエンザ顔貌が例年に増して特徴的です。年が明けて3学期が始まる頃からインフルエンザは爆発的に流行します。ただ今冬はそれが少し早まったと考えて差し支えありません。

 今現在、インフルエンザに対する特効薬は5種類あります。どれも非常によく効く薬ですが、大切なことは発症後、48時間以内に投与することですので、どんなに辛くても時間との勝負だと思って、這ってでも医療機関を受診してください。特に今年から発売された新薬は非常によく効き、一回服用するだけでよく、治りも早いと感じます。

 簡易検査キットで陽性が出るのは、高熱が出て少なくとも3時間ほど経ってから後のことですので、あまり早い時期に検査しても結果が陰性で見逃してしまうことがあります。うつったかもしれないとか、家族がインフルエンザと診断された、とか言って、症状が出る前に検査しても意味がありません。

 またインフルエンザと診断されても、その人を隔離しないであげてください。受診する前にすでに家中でウイルスをばら巻いていますので、診断されてからでは手遅れです。インフルエンザは大変強い感染力をもち、例えば満員電車に患者さんがひとり乗っていたとして、その人が一度クシャミしただけで、車両の中の全員の服や髪にウイルスが付着します。家族に一人でもインフルエンザの人がいれば、1週間は安心できません。

 ◆筆者プロフィール 松本浩彦(まつもと・ひろひこ)芦屋市・松本クリニック院長。内科・外科をはじめ「ホーム・ドクター」家庭の総合医を実践している。同志社大学客員教授、日本臍帯プラセンタ学会会長。

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