【スポーツ】なぜ?早田ひなが進化 打倒中国掲げた新スタイル「スーパー攻撃型」とは 他選手の動画見て勉強 卓球世界選手権団体戦へ

 卓球の世界選手権団体戦(28日開幕、ロンドン)に向けて日本代表が合宿を行う中、女子のエース・早田ひな(25)=日本生命=は打倒中国を掲げ「スーパー攻撃型」の新スタイルを取り入れている。2024年のパリ五輪後から、ほかの選手の試合動画を見て勉強にも励んでいる最中。1971年の名古屋大会以来55年ぶりの金メダルへ、早田の進化とは。

 ロサンゼルス五輪まで2年。早田は新境地に向かっていた。現在は目先の大舞台である世界選手権に向け、合宿中。その中で新たなスタイルを取り入れていることを明かした。

 「攻撃型にシフトチェンジしていく。攻撃がパターン化していたところがあった。それを崩して柔軟に考えた時、両ハンドで攻撃を仕掛けていく、スーパー攻撃型みたいなイメージ」

 変化の必要性を感じたのは昨年12月。WTTファイナルズ香港が終わった後だった。パリ五輪で傷めた左腕も快方に向かう中「このまま(ロサンゼルス五輪まで)過ごすってなると、ちょっと苦しいなと思った」という。普段から強敵を倒すため『ひらめき』を大事にしており「自分の卓球を攻撃的にしていく上で、残した方が良いものといらないものがある。良いものを残す上で、うまく利用するためにどういう技術や戦術が必要か考えた」と語った。

 世界選手権団体戦で、日本は5大会連続銀メダル。最大のライバル、中国を倒せずにいた。しかし、新たな挑戦は実を結びつつあるといい、今大会は「チャンスはなくはない」と自信をのぞかせる。「(2年前の)釜山大会よりも近い感じがする。攻撃型は安定感は欠けてしまうけど、安定以上に必要だと思った。取捨選択がまとまってきている」と打倒中国に照準を合わせている。

 もちろん、強くなるためのアイデアがポンポンと湧いて出るわけではない。パリ五輪後から男女を問わず、試合の動画を見ているという。動画を見ることは、今では日課。風呂上がりにドライヤーで髪を乾かす時間が動画タイムで「自分が整っていないからこそ、いろんな人のプレーを見て吸収することが必要」と貪欲に学んでいる。

 今回の代表5人のうち橋本帆乃香、面手凛が初選出で、平野美宇、伊藤美誠は名を連ねなかった。早田は「これも時代の変化。私も来年、再来年、この場にいるか分からない」との覚悟もある。ただ、ともに戦ってきた2人がいないことには「ちょっと寂しさもある」と率直な思いを吐露した。

 「今回選ばれた5人で、どうやったら中国を倒せるか、そしてそれまでに負けないかをそれぞれ考えて、一致団結して頑張れたら」と一つの目標にただ進む。55年ぶり金メダルへ、エースがけん引する。(デイリースポーツ・南香穂)

編集者のオススメ記事

インサイド最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス