【野球】同学年最速の1軍登板なるか 楽天の高卒ドラ3新人・日当直喜の野望 憧れの投手の背中を見て学ぶ日々

 楽天のドラフト3位ルーキー・日当直喜投手(18)=東海大菅生=は、高卒1年目での1軍デビュー。さらに同学年投手内での最速登板を目指し、2軍で鍛錬の日々を送っている。

 ここまでイースタンリーグで中継ぎとして7試合に登板し、1勝1敗1セーブで防御率2・57という数字を残している日当。チームの同期には、坂井(滝川二)、大内(日本ウェルネス宮城)といるが、唯一公式戦のマウンドに上がっている。「ちょっと体ができてて投げられるだけ」と謙遜するが、「自分の中で自信にはなる」とうれしさがあるのも確かだ。

 その中で感じるプロのレベルの高さ。「高校とは違って全力になるというか、1回で考えるのではなくて、1球で考えていると勝負に面白みが出てくるので楽しい」と打者との対戦で勉強を重ねている。

 ファームでの日々で、憧れの存在にも影響を受けている。現在、ケガからの完全復活を目指し2軍調整中の田中将だ。入団前から憧れを口にしていた日当は「一つ一つの行動を見ていると尊敬できる」と技術面はもちろん野球以外の話が多いとか。「生活と性格がプレーに出ると思うので、寮の部屋、自分が使った道具はきれいにする」と心がけていることを教えてくれた。

 高卒ルーキーとは思えない堂々としたたたずまい。久保2軍投手コーチも期待感を示した。「ブルペンではいい日、悪い日があるんですけど、ゲームになるとすごくパフォーマンスを発揮する。まだピッチングの内容的に雑な部分はあるけど、闘志むき出しでマウンドさばきも落ち着いている」と評価。早期1軍登板を目標にする右腕に「そういう気持ちを持って取り組んでいることはいいこと」と語った。

 同学年最速デビューも飾りたい。話をする中で、大阪桐蔭からソフトバンクにドラフト1位で入団した前田の名前を挙げ「(登板は)まだですよね?一番最初に(1軍で)投げたらすごいですよね」と笑顔を見せた。

 アピールを続け、目指す1軍の舞台。「現状に満足せず、まだまだ足りない部分があるので、ハイレベルな1軍のバッターをねじ伏せられるようになりたい。高卒(1年目)だからとかじゃなく、1軍に上がれるようになれたらいいなと思います」と力を込めた。(デイリースポーツ楽天担当・滋野航太)

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