【野球】ロッテがパの優勝争いをかき回す!井口監督の語る手応えとは

試合後、佐々木朗(左)を迎える井口監督=22日・ZOZOマリン(撮影・堀内翔)
ロッテ・種市
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 パ・リーグはセ・リーグと違い、混戦の様相を呈してきた。開幕直後は低調だったロッテが6月に13勝7敗と徐々に状態を立て直し、35勝36敗1分けで5割復帰まであと1勝。昨年のこの時期と比べ借金1は同じ成績。そこで後半戦に向けて井口監督に聞いてみたが、投手陣への手応えを自信を持って語る姿が印象的だった。

 4位と、この順位ながら、防御率は2・77で3位。先発防御率に限っては2・38とリーグ2位のオリックスを大きく突き放し1位。それでもまだ、ファームでは1軍を虎視眈々と狙う。20年に右肘のトミー・ジョン手術を受けた種市篤暉投手は6月に先発で3試合登板し14回2/3を投げ2失点。井口監督は「下でしっかり投げてくれてます。去年、手術をしているので、まだ、ちょっと投げる体力というところがありますが、そこは急いでないですよ。後半戦にチームとしてここぞというところでいけたらと思っています」と強い口調で語っていた。19年にチームトップタイの8勝を挙げた右腕に後半戦のキーマンに期待している。

 昨年先発で8勝を挙げた岩下もいる。今年の3月に右肘のクリーニング手術をしたが、術後の回復は順調のようで井口監督は「岩下もピッチングが始まります。復帰できるぐらいになっているので、本当に先発陣も競争ですよ」と、語る口調は昨年の優勝争い中に似ていた。さらに腰痛の石川も復帰間近だという。

 もともとロッテというチームは優勝時は05年など、先行逃げ切り型だったが、近年は追い上げ型に変わりつつある。昨年は終盤にオリックスと優勝争いを演じた。ここにきてメジャー通算155セーブのオスナが加わり、リリーフ陣も安定してきた中で、先発陣も豊富な手駒になってきた。井口監督の中には投手陣の整備で守り勝つ野球で、後半戦、パ・リーグの優勝争いをかき回すプランだ。(デイリースポーツ・水足丈夫)

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