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【野球】今年も広島ファンを楽しませる「カープロード」 心くすぐる企画も

 JR広島駅からマツダスタジアムに向かう線路沿いの道は、通称「カープロード」と呼ばれている。球場まで続く約800メートルの道のりには、全国的に珍しい“赤いローソン”やカープにまつわるグッズを買える店などが多く並んでいる。

 道に足を踏み入れると、まず目に飛び込んでくるのがカープ選手の写真パネル。線路と道を隔てるフェンスに、佐々真司監督や選手のプロフィルを紹介する縦120センチ、横23・8センチのパネル38枚が飾られている。今年のキャッチフレーズ「バリバリバリ」からイメージされた、赤と黒を基調とした力強いデザインが印象的だ。

 パネル設置は09年のマツダスタジアム開場に伴い始まった。手がけているのが(株)JR西日本コミュニケーションズ。担当の中国支店・野村雄一さんは「応援する気持ちを高めてもらいたかったんです」と説明する。「カープロード」という愛称は当時、野村さんらが企画書に記したもので、それがファンの間で広まった。

 通常の選手紹介に加えて毎年設けられる「企画枠」のパネルもファンの心をくすぐっている。昨年、森下暢仁投手が栄冠に輝いたことから今年のテーマは「新人王」だ。「去年のシーズン中から、森下投手が新人王を取るだろうという前提で企画の準備を進めました」と野村さん。

 1982年に球団史上初めて新人王を獲得した津田恒美投手から森下投手まで歴代10選手のパネルがズラリと並び、それぞれに「平成生まれ初の新人王」(野村)、「背番号18を託された未来のエース」(森下)などのフレーズが添えられている。

 「企画枠」は展示の目玉でもある。カープファンという野村さんの情熱が形になったのが、昨年の「忘れじの助っ人外国人」だ。「個人的にエルドレッドを出したかったんです。現役時代、街中でママチャリに乗っている姿は見たことがないんですが、新幹線で一緒になったことがある。サインをお願いしたら快くOKしてもらいました。一発を打てるのが魅力だし、人柄も素晴らしいと思います。レジェンドです」。1975年の初優勝に貢献したホプキンスや、在籍2年ながら2年連続で奪三振のタイトルを獲得したルイスらと一緒に、エルドレッドのパネルを飾った。

 野村さんは「試合後、広島駅に向かう途中に看板を見ながら試合を振り返ったり、いろいろなカープの話をしたりしてもらえたらうれしいですね」と話した。今季もいよいよ開幕する。カープファンの一人として、勝つ喜びも負ける悔しさも感じながら、多くの人にカープを応援し続けてほしいと願っている。(デイリースポーツ・市尻達拡)

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