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【芸能】ドラマ「M」の反響に納得 話題作には名ゼリフあり

 耳にこびりついて離れない。友人との会話の中で、ついついマネしてしまう。そんな記憶がよみがえった。4月期のドラマで注目を集めているテレビ朝日系「M 愛すべき人がいて」。ネットを中心に反響を呼んでいる理由の一つが、名ゼリフにあるのは明白だろう。

 「M」では、三浦翔平演じる敏腕プロデューサー・マサが毎回のように、安斉かれん演じる未来の歌姫・アユらに熱い言葉を連発する。

 『お前は虹を渡りたいんだろ?だったらその虹、俺が作ってやる。俺の作った虹を渡れ』、『アユを選んだのは俺じゃない!神の目が選んだんだ!!』などなど。他の登場人物も、田中みな実演じる眼帯姿の秘書・礼香が『許さな~~~~~~~い』と、異様に語尾を伸ばすなど、特徴的なセリフ回しが多い。

 脚本は鈴木おさむ氏が担当。「M」の制作にあたっては、1980年代に人気を博した「大映ドラマ」が共通ワードとして、服部宣之プロデューサーとの間であったという。たしかに「大映ドラマ」も、名ゼリフにあふれていた。

 「スチュワーデス物語」では、主人公が自分のことを表現する『私はドジでのろまなカメです』がすぐ浮かぶ。

 「少女に何が起こったか」では、刑事が深夜に主人公の前に現れて『おい、薄汚えシンデレラ』と、ののしるがお決まりだった。

 「スクール☆ウォーズ」では、主人公の熱血教師が気迫なく完封負けしたラグビー部の教え子たちに『お前らゼロか?ゼロの人間なのか!?』と、涙を流して訴えかける場面が代表的だ。

 「大映ドラマ」は、登場人物のキャラが強烈で、急転直下のストーリー展開が基本。そこに熱いセリフは欠かせなかった。

 ただ、このことは何も大映作品に限ったことではない。90年代以降でも「101回目のプロポーズ」といえば「『僕は死にましぇん!』だし、「家なき子」なら『同情するなら金をくれ!』だ。最近でも、2013年「半沢直樹」の『倍返しだ!!』は記憶に新しい。こうして振り返ると、話題作にはやはり名ゼリフの存在が大きな役割を果たしている。

 「M」の服部プロデューサーは、鈴木おさむ氏の脚本を「ああいうセリフの選び方がすごくうまい。このドラマの世界観にハマるし、世界観を引き出してくれる」と絶賛する。耳にするたびに、シーンが脳裏によみがえる。「こんな言葉、絶対言わないだろ」とツッコむ一方で、ドラマフリークにとっては楽しみでしょうがないもの。新型コロナウイルスの影響で「M」を含めたほとんどのドラマがスタートもしくは途中から放送延期となっているが、さらなる名ゼリフが飛び出すことも期待して再開を待ちたい。(デイリースポーツ・藤田昌央)

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