【野球】阪神 豊富な速球派が強み CS争いへ最後の戦い

 2018年のプロ野球シーズンも残り15試合を切った。ホームゲームでは25勝37敗2分けと苦戦している阪神。一方、横浜スタジアムでは、13戦で10勝3敗、勝率・769という好成績で今季を終えた。

 12球団でも1番狭いとされる横浜スタジアム。それだけに、本塁打を警戒しないといけない。「この球場では、一発はしょうがない部分もある。打たれたとしても、大量失点をいかに防ぐかが大事になってくる」と梅野。実際、同球場での被本塁打は17本だが、うち10本はソロ本塁打と最少失点に防ぐことができている。

 先発投手陣も役割を果たした。メッセンジャーが無傷の4勝を挙げ、小野と藤浪はそれぞれ2勝。岩貞も1勝をマークした。中継ぎでの勝利は能見の1勝のみ。浜スタでの今季通算防御率は4・12と決して低くないが、打線の援護にも恵まれながら試合を作った。

 高い勝率を誇る要因として金村投手コーチは「低めを意識して投げられているということもあると思うけれど、(チームには)球の速い投手が多いからね。そういった部分で抑えられているというのもあるんじゃないかな」と説明。現にメッセンジャー、小野、藤浪ら先発投手だけでなく、救援陣の藤川やドリス、望月らも直球の最速は150キロを超えている。

 今シーズンは序盤に敵地で負けなしの5連勝と圧倒。「苦手という意識付けができているということが大きいのではないかと思うよ」と同コーチ。DeNAに嫌なイメージを植え付けることによって、ビジターでも優位に立った。

 最終局面を迎えたレギュラーシーズン。セ・リーグのクライマックスシリーズ進出がかかる3位以下は大混戦だ。猛虎が意地を見せ、最後まで戦い抜く。(デイリースポーツ・井上慎也)

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