【野球】日本ハムの韋駄天・西川遥輝 盗塁成功の秘密はルーティンにあり

 プロ通算200盗塁まで残り「3」に迫る日本ハム・西川遥輝外野手(26)。今季もここまで12球団トップの15盗塁と走りまくっており、盗塁成功率は・938と圧倒的な安定感を誇る。韋駄天(いだてん)の秘密を探ると、そのヒントは日々のルーティンにあり。日本一奪還を目指すチームの勝利を追い求めた先に、自身3度目の盗塁王も見えてくる。

 試合前練習の冒頭、西川の姿を追っていると少し変わった動きをしている。遊撃手の中島とキャッチボールを行った後、遊撃の守備位置へ。昨年、外野手部門でゴールデングラブ賞に輝いた名手が内野ノックを受ける。それも丁寧に、捕球から送球までの一連の動作を確認しながら、だ。

 「もう、ずっと続けているルーティンですね。内野をやると股割りもできますし、細かい足の運びもできる。いいところしかない」

 走攻守の全てにつながる最初の準備。2月のキャンプ中も内野の練習に励んでいた。一概には言えないが、少なからず球界屈指の走力を生む動作の一つだと感じる。1軍に台頭してきた13年シーズンから6年連続で2桁盗塁を達成。走る上で一番大事な要素を聞くと、青年は「スタートが80%以上を占めると思います」と即答した。

 「球場によって芝の長さも違いますし、そういうところは気をつけて感じるようにしています。200盗塁には、特に意識はないですね。いつでも走れる準備はしています」

 投手の癖を見る試合前の映像分析より、重きを置くのはコンディションの調整。内野ノックも一つのやり方で、最も重要な部分として「ケガをしないことです」と強調した。これまで左ひざ靭帯損傷や左脛骨骨挫傷など、多くの故障を経験。万全の状態を維持できれば、成功する絶対的な自信があるのだろう。

 幼少期は“はだし保育”で育ち、室内もグラウンドも走り回っていたという。一般的に足裏のツボが刺激され、大脳や感覚器官に影響を与えるというが…。「それは関係ないでしょ(笑)」。足が速くなった理由は分からないという。一つ言えることは、最高のスタートを切るための準備が走る上で最も大切な要素だということだ。

 栗山監督が「誰からも、どんな場面でも走れる唯一無二の存在」と絶大な信頼を置く背番号7。2年ぶりの王座奪還を目指すチームの中で、キーマンになることは間違いない。4番・中田と共に打線の軸を担う26歳が、自慢の走攻で相手の守備網に風穴を開ける。(デイリースポーツ・中野雄太)

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