川井友香子が金メダル「本当に夢みたい」姉妹で金へ 梨紗子は5日に決勝

女子62キロ級で優勝し、日の丸を掲げ喜ぶ川井友香子=幕張メッセ
ティニベコワ(左)を攻める川井友香子
女子62キロ級決勝 キルギスのアイスルー・ティニベコワ(右)と対戦する川井友香子=幕張メッセ
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 「東京五輪・レスリング女子フリースタイル62キロ級・決勝」(4日、幕張メッセAホール)

 姉・梨紗子と姉妹で出場の川井友香子(23)=ジャパンビバレッジ=が4-3で勝利し、初の五輪で金メダルを獲得した。梨紗子も57キロ級で決勝進出を決めており、姉妹で金メダルという夢へ、大きく前進した。

 会場で姉が見守る中、冷静に勝機をものにした。アイスルー・ティニベコワ(キルギス)との対戦。序盤で、ポイントを取らないと相手に1点が入るアクティビティタイムを宣告され、ここで1点を失った。直後に片足タックルに成功してテイクダウンで2ポイントを奪い逆転した。

 残り1分30秒前後で背後をとって2ポイントを追加。終盤、攻め込まれたが2ポイントまでで防ぎ、接戦をものにした。会場で見守った姉に手を振り、喜びを爆発させた。

 日本テレビで放送された試合中継内でのインタビューに、「本当に夢みたいで、ずっとあこがれていた舞台で一番理想としていた金メダルをとれて本当にうれしいです」と、喜びを口にした。「梨紗子が決勝戦残っているんですけど、いい形でつなげられたかなと思います」と姉妹での同一大会での金メダルに思いをはせた。

 石川県河北郡津幡町出身。父は元学生王者、母も世界選手権を経験と、レスリング一家で育った。姉を追い母がコーチを務める地元クラブで競技を開始。至学館高、大と姉と同じ道を進んだ。高校3年時に全日本選手権決勝で姉妹対決が実現し、0-10のテクニカルフォール負け。

 大学4年時に全日本選手権を連覇し、その後の世界選手権で3位。姉とともに五輪代表入りとなった。

 姉妹同時の五輪代表は2008年の北京五輪で姉の伊調千春、妹の馨以来となった川井姉妹。妹の友香子は「19年に代表に決まってから2人で金メダルを目標にやってきた」と姉・梨紗子との悲願成就へ力を込めていた。

 2019年の世界選手権代表選考プレーオフでは姉のセコンドにつき、「梨紗子は本当にすごい」と涙ながらにたたえていた川井友だが、自身も五輪初出場での金メダルに輝いた。

 ◆川井友香子(かわい・ゆかこ)1997年8月27日、石川県河北郡津幡町出身。太白台小-津幡中-愛知・至学館高・大。18年世界選手権銀メダル、19年同銅メダル。

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